リレーコラム

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合葬墓の位置づけ


皆様初めまして、石材業の林です。終活で最後の行事が納骨です。

お墓とは明治時代から家単位の墓石が普及し始め、代々家族の絆の拠所として守られてきました。しかし最近、色んな納骨方法がり、海に散骨、樹木葬、壁墓地、納骨堂、合葬墓、従来型墓石と様々な方法があります。

都会での例を上げると墓に対してアンケートを取ると、後悔したと回答した 順位は樹木葬88%納骨堂合葬墓66%~68%一般墓石28%と回答がありました。(回答対象人数1018人)

皆さまには墓石のあり方日本文化である一般墓石の大切さを考えて頂けると幸いです。

都市部のアンケートでは合葬墓、樹木葬などはだんだんお参りする人がいなくなり、このままではお骨のごみ捨て場になってしまうことが懸念されます。『管理してくれるから楽だ』『お骨は厄介だから預けてしまえばいい』となれば日本の伝統、お墓文化の子孫の絆の崩壊につながりかねません。

生活様式、価値観の多様化などにより合葬墓へと時代の流れが向かう中で

合葬墓が一般墓石建立を否定するものではなく、一般墓石の困難な方(金銭的理由や、子孫や伴侶がいない方)のための合葬墓という位置付けで検討して頂きますよう考えください。

 

有限会社 林石材
林 一伸