万が一に備えての事前準備リスト
大切な家族が万が一の時、普段葬儀の仕事としている葬儀社のスタッフでさえ気が動転し、何をしていいのか分からなくなります。
万が一の時、少しでも落ち着いて行動できるよう、予め準備したほうが良いと思われるものをあげてみました。
《届出の準備》
1 認印
市役所に届出をするために必要となります。シャチハタは不可です。銀行印や実印はさけたほうが避けたほうが無難です。
2 現金
火葬料金(金沢市民は5,000円、市外の方は50,000円)、
火葬場待合室使用料5,000円
3 本籍確認
届出に本籍を記入する欄があります。
《お葬式の準備》
4 写真
遺影写真を作成するために必要なお写真です。
5 副葬品
お棺の中に一緒にお入れするお品です。
6 本人用のお数珠(※宗教・宗派によります)
亡くなった方をご安置する際、ご本人の手にお数珠をおかけします。
故人様と一緒に火葬されますので、形見として残したい場合は避けてください。
7 訃報連絡先とおおまかな参列者の把握
エンディングノートに万が一の時の訃報連絡先は記されていることは多いですが、書いている方は少数派です。
年賀状やお手紙が手ががりとなることが多いです。
また連絡のタイミング(亡くなってすぐなのか、葬儀が終わってからなのか)も予め決めておいたほうがいいでしょう。
それによってお葬式のスタイル(家族葬など)やおおまかな参列者が把握できると思います。
8 法名確認
生前に法名(戒名)をいただいているかどうかの確認です。
9 部屋の整理整頓
最近は病院から葬儀会館に直接ご安置することも多いですが、ご自宅にご安置する場合に備えて、お部屋を整えておくことも大切です。
特に家族葬でとりおこなった場合は、ご安置のタイミングだけでなく、葬儀終了後も後から知った方々がご自宅にお参りにくることが予想されます。
看病しているご家族にとってはとても大変なことですが、万が一の時に慌てないためにも、ご参考になさってください。
終活カウンセター上級
シオタニ株式会社 塩谷知子