リレーインタビュー Vol.03 林 一伸さま ~第2週目~
金沢で相続や終活のサポートを
されている方を月毎に紹介しています。
Vol.03第二週目は、有限会社林石材
代表取締役、林一伸さんです。
↑有限会社林石材の代表林一伸さん(左)
↑株式会社ゆいっとの代表塩谷知子さん(右)
今回は、林さんのお墓づくりへの取り組みを
お聞きしました。
林さんは
“お客さまに見えづらいところ”にも
時間と手間、そして工夫を凝らしています。
たしかに、林さんのお話を聞くまでは
墓石屋さんは、墓石を売ってくれるところと
私は単純に思っていました。
しかし、林さんに言わせると
墓石の下、いわゆる基礎工事がお墓の肝(きも)だそうです。
↑基礎工事の作業工程です。
↑こちらも基礎工事の作業工程です。
なぜなら、土台がしっかりしていないと
後々お墓がかたよってしまうことに
なりかねないからです。
あれほど大きな石がかたよったりしたら
地震や強風で崩れてきそうで
たしかに危険です。
まして、自分のご先祖さまが眠る大切なお墓が
壊れてしまうのは悲しいものです。
だからこそ、林さんは、お客様の目に見えにくいところの作業も
大切にしているのです。
林さんは、土木施工管理技士の資格を有しており
その知識や技能をお墓の基礎工事に応用されているそうです。
そして、もう一つ。
私が大変共感したことがあります。
それは、お客様の目にみえにくいところを
「見える化」する工夫をされているところです。
たとえば、林石材さんは、現場や作業工程の写真を
たくさん撮ります。
そして、撮った写真を説明するために
矢印をつけるなどしてわかりやすくしています。
この出来上がった写真は
のちにお客様の説明に使われるそうです。
こうすることで
お客様は、お墓という見えるものだけでなく
お墓の下の見えない部分も見えるようになります。
↑説明のための加工を施す前の写真
↑説明のための加工を施した後の写真
見えにくいということは
素人目には、なにをしてくれたのか
わかりません。
でも、見えないところが見えるようになると
お客様の安心につながります。
どんなことをどんな風にしてくれたか
明確になるからです。
林さんは、「この一連の作業は
きちんと仕事をしたことの
証明にもなるんです。」とおっしゃっていました。
見えるところだけでなく
素人がわかりにくいところにも
プロとして手を抜かない姿勢は
素晴らしいと感じました。
次週につづく。
株式会社ハナミズキマネジメント
代表取締役 小林花代