「人と人を結ぶ」ことの大切さ

私は、20代半ばから、３人の子育てをしていました。

慣れない子育てと仕事で悪戦苦闘の日々でしたが
周囲の方々に助けられました。

近所のおばあちゃんたちに
「そんなもんやわいね」
と心強く励まされたことを覚えています。

やがて、子供たちが育ち、手を離れる安堵感と
同時に、家族が巣立っていくさみしさも感じていました。

仕事でもお客様と直接、接する現場から離れ
内部のマメジメントに携わるようになり
お客様のお手伝いを
直接させていただくことによるやりがいを
感じにくい日々を送っておりました。

そんな時、あるお客様とのやりとりを通じて
誰かに必要とされる「喜び」を
感じたことがありました。

縁あって
関東から金沢に移住された６０代のご夫婦の方と
お仕事をさせていただくことがありました。

その方とは、お仕事が終わったあとも
メールなどで交流があります。

やりとりの内容は、他愛のないことです。

先日は、こんなやりとりがありました。

「雪に備えて、どんな長靴を購入したらよいでしょうか？」
と相談を受けました。

その後、その方から早速
長靴を購入されたということで
ご夫婦の長靴が２足並んだ写真を
送ってくださいました。

そんなお客様との直接のやりとりで
「お役に立てている」という実感
「必要とされている」という実感が
私にやりがいと同時に
人と絆を結ぶことの喜びを
もたらしてくれます。

次週につづく。

 

インタビュアー 小林花代
株式会社ハナミズキマネジメント